FDA川崎第三事業所は、NPO法人FDAが運営する就労継続支援B型の事業所で、障害者総合支援法に基き、利用者の皆様に、就労の機会を提供し、生産活動などを通じて必要な知識や能力の向上を図るための訓練を行うなどのサービスを実施しております。
JR武蔵溝ノ口、田園都市線溝の口駅より徒歩10分以内という大変便利な環境の中で、身体、知的、精神、発達障害の手帳所持者から難病・軽度のうつ病やボーダーラインなどの多岐にわたる方々が、利用者として作業や訓練に励んでおられます。
一日の流れを見てみましょう。
午前10時が就業開始時間です。まず全員で朝礼を行い、各自の従事する作業や、役割分担の確認をします。全員で室内の清掃後に、スタッフの指導の下に作業が開始になりますが、現在の作業案件はLPレコード洗浄作業、おみくじ・お守り製作作業、自主生産品(コルク鉢サボテン栽培)作業を行っています。途中15分の休憩を挟み12時まで作業を続けた後、食事休憩に入ります。
午後も同じ作業を、13時から途中15分の休憩を挟み、15時終了まで行います。作業終了後全員で終礼を行い、1日の振り返りや翌日の予定を確認し合います。各自その日の日報を作成・記録して16時に退所します。
これが基本ですが、作業以外に、ITスキル、ビジネス基本マナー、福祉講座、各種イベント、事業所周辺のウオーキングなどのカリキュラムの時間を設けており、利用者の皆さんは、積極的にこのような就労に向けた訓練を受けられております。
作業の工賃は、一日3時間以上の出勤で千円が保証され、翌月まとめて振り込まれますので、利用者の皆さんの、やりがい・楽しみとなっております。
また、10代後半から50代後半まで様々な年代の方、川崎ばかりでなく埼玉や千葉など広範囲な地域の方が、利用者として在籍しておりますのも、特徴の一つでございます。
本事業所は、親の会、病院、行政、地元企業などと連携を密接にとりながら、「就労困難者の雇用創造」をモットーに活動を続けてまいりますので、是非ご理解・ご支援の程よろしくお願い申し上げます。