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貴方の信じている世界は大丈夫?

 リンカーンが桜の木を切ったことを咎められなかったのは、まだ斧を持っていたから、という小話が好きです。
 こんにちは、FDA訓練生のStrangeLoveと申します。

 さて、皆様はこんなことを思ったり考えたりしたことはないでしょうか?
「悪いことは悪い人に起きる」
「頑張らなかった人は痛い目にあう」

 このような考え方の根源は、全ての正義は最終的には報われ、全ての罪は最終的には罰せられる、と考える事にあります。
このような考え方には名前がついていて、公正世界信念といいます。

 さて、このような考え方をどう思われるでしょうか?
当然だと思いますでしょうか?

もちろん、良い側面もあります。
自分がどれだけ幸せかと思っているか、将来の目標を設定したり、目標達成のため努力したりする、などという点があります。
それに、このことを信じることは心の安定につながります。

ですが、ここでちょっと考えてみて下さい。
極端な例を出しますが、例えば、歩道を歩いている人に突然街路樹が倒れてきた、という事件があったとします。
 こんな事件があった時に、「因果応報だったのでは?」「なにか悪い点があったのでは?」と、被害者を非難していまうことが起きてしまいます。

 これはなぜかと言うと、善良な人が理不尽な事に遭遇することを認めると、世界は公正である、という信念が脅かされてしまいます。
だから、理不尽なことにあった人は何か悪い事をしていたに違いない、と思うことで公正世界を維持できるということになります。

 公正世界仮設を信じる人は、こう思いがちになります
 ”世の中の弱者と言われてしまう人たちは、「なにか悪いことをしたからに違いない」「因果応報だ」”

 どうでしょうか? 正しいと思いますか?
今、こんなことは馬鹿らしい、と思った貴方。どこかで因果応報はかならずある、と思っていませんか? 貴方の世界は「正しく」成り立っていますか?

参考サイト)
日本心理学会
http://psychmuseum.jp/just_world/

以上、駄文失礼いたしました。

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