みなさんはバルチャーファンド、いわゆるハゲタカという存在をご存じだろうか?
それはバブル崩壊を迎えた日本の各金融機関が抱える不良債権を解消するために、金融立国である米国のファンドが不良債権を買い叩いたことから始まる。
日本のメガバンク三葉銀行、そこは750億円を遥かに超える不良債権に見舞われていた。
そんな不良債権を買い取るべく立ち上がった米国ファンドのホライズン・インベスティメント・パートナーズは額面総額70億円程度の資金で買い叩く。そして日本の経済界は彼のことをバルチャーファンド、いわゆるハゲタカと呼び、忌み嫌うようになるのである。
だが、バブル崩壊後の日本企業は多額の不良債権に見舞われ、ファンドにとって買収目的企業の不良債権の最大保持者になることは、大口株主の地位に匹敵し、次々と彼らの買収の餌食となるのである。
そして、ホライズンの代表取締役の鷲津政彦もまた、日本で暗躍をし始める。それは亡き父の無念を晴らすために………。
現在、ドラマ放送されている、真山仁のシリーズ作品『ハゲタカ』一度読んでみてはいかがですか?