和田浩行
事情があり去年のGW明け頃から禁煙したら、その後の一年弱の間に7~8キロは太ってしまった。別に食べる量が増えた訳ではなく、禁煙したことで吸収が良くなったのでは? と思う。
ズボンは全て入らなくなるし、ワイシャツのボタンも腹の部分が引っ張られてかっこ悪い。休日にウォーキングしたり多少の運動をしても効果なし。人間ドックでも血圧とかコレステロール値などで気になる数値が出るようになってきた。。。。 このままだと、数年後に迎える還暦を「イケてるシニア」として通過することが出来ない。
日々肥えていく自分の体に“困ったなぁ”と悩んでいたところに、コロナ対策の特別定額給付金という臨時収入(不労所得)が4人家族分の40万円入ったので、思い切ってほぼ全額をライザップにぶっ込んでダイエットすることにした。
最初にライザップで無料カウンセリングを受けたのが6月の後半。コロナ太りの人が多いのか開始後のトレーニング予約が取りにくくて、結局初回8月3日から最終回10月1日まで20回の利用となった。
詳しい理論や指導内容は省くが、
食事は1日1700kcal以下、糖質を出来るだけ摂らず、でも必要な脂質やタンパク質は摂る。三食と間食について、毎日写真を撮って担当トレーナーに申告
~ 食事の量や内容に関して、トレーナーから毎日コメントが届く
水を毎日3L飲むこと
~ 就寝中に何度もトイレに行くことになった
毎日の体重や体脂肪、それに睡眠記録(就寝と起床時間)なども記録する
週2~3日はライザップで担当トレーナーと個室で1時間弱の筋トレ
~ これが結構キツかった
こんな感じ。
ちゃんと効果を出したい自分はライザップ中の2ヶ月間は米もパンも一切の麺類も口にすることはなかった。
ライザップの指導のポイントは、体重を減らす一方で筋肉は出来るだけ維持すること。
筋肉維持のために必要な食事は摂らないとダメだし、筋トレは筋肉に刺激を与えることで筋肉量を維持するために行っている。
で、実際にどんな食生活だったかといえば、
【朝】:味噌汁、サラダ、肉と魚の合計100グラム程度
(前日の夕食のおかずを残して翌朝に食べるような感じ)
脂質不足を補うため、サラダにはオリーブ油を大さじ一杯程度かけ
【昼】:大戸屋などの焼魚定食(おかず単品)やコンビニで買える低糖質食品、 自宅では肉と魚の合計100~150グラム程度
【夜】: 味噌汁、サラダ、肉と魚の合計100グラム程度… 晩酌にチューハイ少々ならOK(週4日程度)
他にも数々のルールが有り、
食事の量は、昼 > 朝 > 夜 とする。
肉の味付けは基本的に塩や醤油とする、甘いタレは避けること。
揚げ物は一切不可。
空腹時の間食はOKだが、食べていいのは低糖質ナッツやプロテインだけ。
食事で満腹にしないこと。
実際には担当トレーナーに申告した写真の皿の他にも、「これは別腹」とばかりに色々と口にしていたこともある。晩酌時のチーズやナッツ類とか、肉をもう一切れとか。
約1ヶ月が経ち、なかなか体重が落ちなくなってきた頃に、担当トレーナーから週に一度のランチでステーキ200gを食べるようにと指示があった。嬉しいけど、そんなことして大丈夫かね? と心配しつつ指示通りにしたら、ちゃんと体重は減り続けた。
でも米を食っていないせいか、この期間中は声が小さくなったり歩くのが遅くなったり、なんだか「本調子ではない」感覚がずっと続いていた。
さて、それで2ヶ月後にはどうなったか。
体重が9キロの減(82kg → 73kg)、体脂肪率は6%の減(23% → 17%)。高性能体組成計によれば、減った重量の多くは体脂肪だったようで筋肉の量はほぼ不変。
太ってから買ったズボンが全てダボダボになり、いつ買ったのか分からないくらい昔のズボンがはけるようになった。
体重だけなら7~8年くらい前に戻っただけであるが、体脂肪とか腹回りの肉の付き方などは明らかに違う!
10月26日時点で体重は71.5kg、ライザップ終了時よりも更に1キロ以上減っている。
当初はこんな風(↓)に腹筋が割れるくらいになるのかと期待してたけど、これは流石に2ヶ月で達成するのは難しく、よっぽど気合い入れて取り組まないと無理とのこと。
大金をつぎ込み、喰うものも我慢して、結構辛い筋トレに耐えた2ヶ月間。
そしてようやく手に入れたこのボディ!
この苦労を決して忘れずに、安易な生活態度に戻ってリバウンドすることのないよう自分を律していこうと思う。