NPO法人FDA就労移行支援事業所支援員の藤澤正志です。
私たち就労移行支援事業所のスタッフは、利用者さんと会社(社会)との橋渡し役を担っております。人生の中で、偶然にも働く機会を持てなかった方にとって、面接はとても緊張のする場となります。FDAでは、そのような方でも抵抗なく社会(会社)とつながって頂くための機会(カリキュラム)を、複数準備させていただいております。
今回は、先日11月17日火曜日に移行のカリキュラムで参加いたしました、「オンライン会社説明会」について書きたいと思います。
当日はZoomにて担当者様をスクリーン画面に映し出し、資料を見ながら利用者さん・スタッフ(支援員)で、会社の説明を受けました。
医療・福祉のサポートを受けながら就労を考えていらっしゃる方にとって、いきなりフルタイムで働くのは難しいことがあるかと思います。
証券会社最大手の特例子会社であるA社様でしたが、実働6.5時間、月2回の有給通院休暇、賞与3.5ヶ月分、都心でできたばかりのキレイなオフィス、と好条件の提示がありました。
私が説明を伺ってとても印象的だったのは、
“周りの方から急かされないで、とてもゆったりした形でお仕事ができる”
と言った環境面でした。
利用者さんとお話ししていると、このような「納期がなく、特性上の健康を維持しながら働いて行ける環境」を望まれる方も多く、とても良いなと思いました。
一時間ほどの説明会でしたが、最後の質疑応答まで丁寧にご対応いただきました。
利用者さんにとって少しでも、“自分にもできそうな仕事だ!”“自分にとって良い環境が、社会にある!”と思ってもらえるような機会を、今後もどんどん作って行きたいと考えております。