NPO法人FDA就労移行支援事業所支援員 駒井です。
今回は、移行の「個別カリキュラム」についてご紹介をいたします。
「個別カリキュラム」とは、月に1回移行で実施している特別なカリキュラムで、移行の利用者さん一人一人に自分の適職(自分に向いている仕事)を知ってもらうためのカリキュラムです。
これまでは、実習を通して自分の適職を探していただいていましたが、コロナ禍で実習が減っている昨今、実習にかわるものとして「個別カリキュラム」を導入し、様々な作業を体験しながら自分の強みを探していただいています。
実際に実施して頂く作業に関しては、FDAは同じビル内にB型事業所を併設しているため、B型の作業(データ入力や軽作業など)を行うことが可能となっています。
また、B型の作業以外でも、Windowsの更新作業や定期的にFDAが発信しているかわら版に同封するメッセージカードを手書きで書いてもらうなど、様々なことに取り組んでいただいています。
今月は、手書きメッセージカードを書いていただいたのですが、参加した利用者さんは全員スタッフの予想以上に集中して取り組まれており、嬉しい驚きでした。
普段、文章を手書きで書く機会が減っているため、前向きに取り組めない利用者さんもいるかと推測していたのですが、逆に手書が新鮮に感じた様子の方がいらっしゃったり、自分の書いたメッセージカードが実際に使用されることにとても達成感を感じた方もいて、支援員にとっても新たな発見がある時間となりました。
これからも「個別カリキュラム」を通して、利用者さんが自分の適職を見付けられるよう支援を行っていきたいと思います。