こんにちは、川崎移行の駒井です。
みなさんは、ツバメの子育てを見たことがありますか?
私は、毎年5月~6月にツバメの子育てを見ることを通勤時の楽しみにしています。
ツバメは、カラスやネコ、そしてヘビなどの天敵に卵や雛を食べられないよう、人通りの多く人目のつきやすい民家や商店の軒先などに巣を作ることが多いので、ツバメを見かけたらどこに向かっているのかを追うだけで、簡単に見つけることができます。
毎年、2つ~3つは巣を見つけることができるのですが、巣を求めて道路を左に行ったり右に行ったりと、通勤時にかなり怪しい動きをしています(笑)
そんな毎年みているツバメについて、渡り鳥程度の知識しかなかったので今回のブログ担当をきっかけに、少し調べてみました。
暖かい東南アジア(フィリピンやベトナム、マレーシア、インドネシアなど)で越冬したツバメは、春になると数千kmの旅をして北海道から九州の種子島ぐらいまでの地域にやってきて、3月~7月にかけて子育てをします。
1度の子育てで、ツバメは5個前後産卵し、卵はおもに雌の親鳥があたため、産卵から孵化まではおよそ2週間、孵化から巣立ちまでは3週間ほどになります。
子育てが終わると、巣立ったひな鳥と子育てを終えた親鳥は、巣を離れて集団となって過ごし、
たくさんの餌を食べて渡りに備えます。
秋が近づき9月~10月になるとツバメたちは、九州、沖縄を経て海を越え、南方へと渡っていき、そこで冬を過ごし、次の春、再び日本にやってきます。
あの小さな体のどこに海を渡る力があるのか本当に不思議です。
これまでは、ただ「可愛なぁ」とみていましたが、明日から、また違う気持ちでツバメをみることができそうです。
みなさんも、ツバメをみかけたらぜひどこの軒先に入っていくのか追ってみてください。
元気よく鳴いている雛をみることができるかもしれません。
※写真は、育った雛鳥です(撮影した翌日は巣が殻になっていました)