私はFDA川崎B型事業所利用者のSです。
FDAでは訓練のため、朝終礼の司会・議事録、電話対応、ブログ作成など、毎日係を決めています。
今回はその係について紹介したいと思います。後半は私が好きな係についても紹介します。
まずは電話対応、これは就労した後でも役に立ちそうな係です。
続いて朝礼・終礼の議事録ですが、私は左手が不自由で両手を一緒に動かせないので、
これは引き受けるのがなかなか難しいです。
そして、私にとって思い入れがあるのがブログ作成係。
何故思い入れがあるかというと、私が就業進路選択する時、執筆を目指すべきか迷ったからです。
それに議事録が難しい私でも出来る係だったからです。
また、議事録とブログ係はそこまで人気のない係でした。
何故人気がないのかというと、ブログ作成は400文字以上というのが決まりで、
書く事に慣れていない人には辛い文字数だからだと思います。
議事録は、人数が多いと打ち込むのも大変だったりするからだと思います。
また、私が執筆の仕事に就く進路を選択しなかったのは、
作文で大学受験に失敗したトラウマがあるからでした。
落ちた後に行った英会話の学校で簡単な英語で書く事に、
「書く事は楽しい・書きたい」という気持ちになったのですが、
日本語での書く事には積極的になれずに結局執筆の道は選べず。
そして、生活の為に働くうちに 自分にも社会にも利益があるであろうと思われる
モノつくりの道に就労を絞ろうと考えていた最中、大病を発症し、
その結果 そのもう1つの道を絶たれました。
そして、辿り着いたのがFDA。
なるべく皆が人気のない係の一つを行いたいと思ったので、
トラウマを思い出さないようにしながらブログを作成している最中、
「書く楽しさと書きたい気持ち」を思い出し、
いつの間にかトラウマは、余り感じ無くなりました。
そして烏滸がましい事に長い利用者期間の成果(真骨頂)として短い話をカードに手書きし、私がB型に入る決心をさせて下さった現理事長に理事長ご就任御祝として贈りました。
本当に『よく受け取って下さったなぁと恥ずかしげもなく贈ったなぁ』と思います。
ブログ作成を考えたスタッフは分りませんが、その係がなかったら、
私は本当のやりたい事に気づけなかったと思います。