皆様、こんにちは。FDAスタッフの島佳代子と申します。
今週のスタッフブログを担当させて頂きます。
今年のGWの休みと夏休みを利用して今年は2度ほど千葉県は銚子市にお墓参りに行きました。
神奈川県川崎市は勿論、私が住む埼玉県坂戸市からも最果ての地、千葉県銚子市!
皆様ご存知であると思いますが、年々銚子市は人工が減少し、住民が使う銚子電鉄が
「本当に必要なのか?」と、取締役会で議論になるほど経営は風前の灯でした。
銚電は1995年から「ぬれ煎餅」を販売しました。銚子はしょうゆの街だったので、その当時からぬれ煎餅は名物だったのです。「ネットでぬれ煎餅を売るしかない」そう思って通販サイトを急ぎ立ち上げました。当初は月30万円ほどの売り上げで、それでも厳しい経営状況を改善するには至らなかった様です。
さらに知恵を絞って、公式サイトに「ぬれ煎餅を買ってください。電車修理代を稼がないといけないんです」と正直な経営状況を告知したそうですが、これがネットの「2ちゃんねる」などで話題になり、なんと06年はぬれ煎餅の売上高が約2億円から約4億2千万円、鉄道は1億1千万円から1億円6千万円と大幅な増収になりました。観光バスが次々来て、預金残高は1億円を超え、借金を返し、黒字が続いたそうです。
今、犬吠駅は調子観光の目玉の駅で「銚子(調子)に乗って」プリクラ機、映画「カメラを止めるな」にちなんだ「電車を止めるな」などパロディを打ち出し、徐々に経営を盛り上げています。
私達FDAもかつては運営が難しく続けられないのでは?と悩む時期がありましたが、コロナ禍の今こそ、私達就労支援事業が必要です。
この銚子電鉄から、経営危機の乗り越え方を学んだような気がしました。