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特定非営利活動法人FDA FDA

就労移行支援事業所/就労継続支援B型事業所

川崎事業所/川崎および溝の口事業所

目標をもって生活すること

私はFDA川崎B型事業所利用者のSです。
FDAを10年近く利用しています。

FDAでは、
「目標を実現する為に、今具体的に何をすべきかを書き出す」
というカリキュラムがありました。

私は、そのカリキュラムを受けるまでの人生、
ほぼ目標をもって生活していませんでした。

世間一般的に、人生の目標を持ち努力すると思われる十代時に、
私は心を病んでいたせいで、自分の進路を真剣に考えたことがなく、
私でも受かりそうな、英会話の学校を選び進学しました。
また、漠然と英語ができれば就職できるかと考えていました。

そして学校を卒業時、完璧に英会話の習得が必要と考え、
その学校の先生が開校した英会話の学校で勉強を続けると決めて就職せずに卒業しました。
その時も正確な目標を立て、努力していたわけではありませんでした。

その後、母が急死し、生活のために働くこととなり、
初めは運良く正社員、その後はアルバイト、パート、派遣を経験しました。

このアルバイト時に働きながらパソコンスクールで資格を習得した事が、唯一目標を立て努力した経験です。

その後、40代半ばで大病を発症し、
自分の将来について、どうしようかと悩むようになりました。

そして、FDAのカリキュラムで立てた目標の仕事に、
最終的には就きたいと考えるようになりました。

目標達成には勉強する時間が必要ですが、
力を蓄える時間だと自分で決めて勉強を頑張っています。

話は変わりますが、以前テレビで、
「不安を感じるなら、それに対処する行動を始めること」
と言うのを聞きました。

私は自分の将来に不安を感じています。
けれど、それに対処する行動はしている。
ただ不安がっているわけではないと思うと心が落ち着きます。

もし、FDAで教えてもらった目標をもって生活をすること。
それが心の底になかったら、
今の充実した勉強、不安に対処する行動もなく、
安心はできなかったと思います。

勉強は、思ったほど易しくなく難しいですが、
このような幸運に感謝し、諦めず勉強に励んでいき、
将来の不安に対処していきます。

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