雪がちらついた日に、久しぶりに立ち食い蕎麦のお店で食事をしたのですが、以前とシステムが変わっていて驚きました。
以前は店外の券売機で食券を購入し、厨房前で食券を差し出しつつ「蕎麦かうどんか」をお店の方に伝えたのですが、今は券売機でメニューを選択する前に「蕎麦かうどん」をボタンで選択するようになっていました。これならお店の方も調理の手を止めて食券にメモを書き込まなくて済むので、便利になったなぁと感心しほっこりしました。
さらに、以前は「○○蕎麦をご注文のお客様~」と厨房から声が掛かったのですが、今は食券に印字された番号で呼ばれるようになっていました。そのことを知らなかったので、厨房前でぼへぇ~と待っていたら、お店の方から「番号でお呼びしますのでお席でお待ち下さい」と丁寧に声を掛けて頂き、またほっこりしました。
食べ始めてしばらくすると前の席に(目隠しの仕切りがあるので姿は見えなかったのですが)中年男性が来て、前にいる私にもぱんっと音が聞こえるくらいの勢いで両手を合わせ「頂きます」と発声して食べ始めました。
随分行儀の良い人だなと感心したのですが、その人の蕎麦のすすり方が豪快で、ずぞぞーずぞぞーと大きな音を立てて食べるので、思わず前言撤回と思ってしまいました。
ですが、食べ終わった後にまたぱんっと手を合わせて「ごちそうさま、あー上手かった」と呟いておられたので、私も久々に立ち食い蕎麦を食べたことも影響したのかとても満足した気持ちになり、またほっこりしました。
寒い日に温かい食事がとれるのは幸せですね。