【ヒヤリハット】という言葉を、耳にされた方は少なくないと思います。
重大な災害や事故には至らないものの、
直結してもおかしくない一歩手前の事例の認知をいい、
文字通り「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」です。
また、ハインリッヒの法則では、労働災害における経験則の一つである。
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、
その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというもの。
〜ウェキペディアより〜
片や【キラリグッと】と【ニヤリホッと】
といった言葉は耳にされたことが少ないのではないでしょうか?
私が介護施設に勤めていた頃、利用者様の有する能力を垣間見た言動を【キラリ】。
また、職員間や利用者様との支援の中で心温まる光景、出来事を【ニヤリ】と称して、全体共有を図っていました。
少し前置きが長くなりましたが、FDAに入職し数ヶ月。
ヒヤリ、キラリ、ニヤリとしたエピソードが起きました。
ある利用者さんが、通所中に携帯を落としてしまい事業所に到着。
バスに乗車する前までは所在を確認しており、
バス停に置き忘れたかもしれないとの事でした。
直ぐにご家族様へ連絡し状況を説明。
次にバス出張所へも連絡を入れます。
現時点で携帯の落とし物は報告ないとの回答。
確認途中、電話対応の職員の方はバス停まで捜索に向かって下さいました。
結果、親御さんが携帯電話を発見され事なきを得ました。
この出来事を子供に話すと、まだバスの人は心配してるかもね。
ハッとさせられました。
その翌日、バス出張所の方へ携帯電話発見の報告を行い、
改めて捜索のお礼と感謝の気持ちをお伝えしました。