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「甲子園最多勝監督」にお会いしての気づき

FDA移行支援員の藤澤です。

まもなく春を迎えますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

私にとって春と言えば、「センバツ高校野球」が楽しみな時期です。

 

昨年機会があり、甲子園通算68勝の最多記録を持つ、仁王立ち高嶋監督のご講演を拝聴しました。

私は千葉県生まれ千葉県育ちなのですが、テレビの前で魅入ってしまうのは、「智辯和歌山高校」の打線です。

 

3年で全選手が入れ替わってしまうのに、あれだけ長きに渡り常勝チームを創り上げるのはスゴイな、とずっと思っていました。

高嶋監督曰く、甲子園にはやはり魔物が棲んでいて、勝つためには、「実力・運・勢い」の3要素が必要とのことでした。

それ以前に必要なのはとにかく、数、数、数。尋常じゃない練習量を選手たちに課していることが、伝わってきました。おそらく、これだけやってきたという自信が、選手たちの大舞台での連続長打につながるんですね。

スポーツ選手のインタビューを観ると、あの練習に比べたら試合なんか全然楽です、とよく耳にします。そんな状況を、イメージできました。

ただ高嶋監督は、選手には基本的なことしか教えていないとのことで、「野球人生が終わった後も、5.10年先を見据えて、世の中で正々堂々と生きて行ける人間に育って欲しい。決してプロに行く人間を育てとる訳じゃないんです。」と仰っていました。

そんな智辯和歌山野球部も、最初は同好会の集まりで、部員が3日で辞めてしまったり、良いピッチャーは集まらんし、と甲子園に行くまでに20年は掛かるだろうという状態だったそうです。

そのようなお話しを聞き私自身も、利用者さんがどこの会社に就職しても自信を

持って伸び伸びと活躍して頂けるように日々の支援を行って行きたいな、と改めて思いました。

最後に高嶋先生からいただきました書を記して終わりにしたいと思います。

 

〝昇悟の機、仰がずんばあるべからず〟※

  

  

※ 奇跡というのは、何もしていない人の元には決して起こりません。スポーツの試合である大逆転勝利も、遭難事故からの奇跡の生還も、「絶対に勝ちたい」「絶対に生きて帰る」などという人々の強い思いがあったからこそ起きたことなのです。悟りの境地に至るのも同じことで、純粋な心をもって仏様と向き合い、常に願っていなければ悟りに至ることはできません。一見不可能に思えることも、純粋な熱意と強い願いを持ち続ければ、奇跡は起こりうるのです。

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