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「推し」との関係

2023年3月6日

こんにちは。スタッフのKTです。
皆さんは「推し」となる存在の人やモノはありますか？
最近はアイドルなどの人物にとどまらず、作品自体やキャラクター、建造物など、推しの対象も多岐にわたっている様です。
今回は、私がライブビューイベントで感じた「推し」との関係について、お話ししたいと思います。

私は先日、知り合いに誘われ、初めてライブビューイベント（コンサート・スポーツ・演劇などを全国各地の映画館等で生中継するイベント）に参加しました。
アイドルの大阪公演ライブを近場の映画館で観るイベントでしたので、特に予備知識も付けないまま気軽に参加したのですが、会場に行ってみると、お洒落をしたファン達が推しのうちわやグッズを手に、開始時間を今か今かと待っている姿に驚いてしまいました。実際のコンサート会場ではないのに気合の入り方がスゴい。。。

ライブが始まるとアイドルから全国のライブビュー観客に向けての挨拶もあり、私がいる映画館でも大きな拍手が沸き起こりました。知り合いは、普段あまり感情を前面に出すタイプではないのですが、推しの言葉や歌声に何度も涙を流し、目をキラキラ輝かせています。こんなにも人の心を動かせるものなのか〜と、その姿に思わずこちらまでもらい泣きしてしまいました。

またアイドル達からも、今この一瞬一瞬を大事にしたい！という想いやプロ意識の高さがひしひしと伝わり、最後はファンからのサプライズ動画や歌のプレゼントもあり、もの凄く愛のある空間でした。
実際の会場には到底敵いませんが、初心者の私にとっては本人達の顔や表情を大画面で確認することが出来、コンサートが終わる頃にはメンバー8名の顔の区別が付き、そして何よりアイドルとファンたちの関係性に感動しっぱなしの4時間となりました。
待ちに待ったイベントを楽しんだ後、知り合いは、次のライブ迄にまた勉強も頑張るぞ！！と気合いを入れ直し、満面の笑みを浮かべパワーアップしたようにも感じました。

夢中になれることや楽しみがあると、生活に彩りが生まれ、気持ちが豊かになり、エネルギーが湧いてくると言います。
実際にその様子を目の当たりにし、そういう「推し」との関係は良いものだなと実感しました。

反面、最近は「推し疲れ」という言葉もあるようです。
「推し活」が度を越してしまい、経済的・時間的にゆとりがなくなり、必然的に精神的なゆとりも奪われ、本来の生活が立ち行かないという悩みを抱えている方もいる様です。そうなると楽しむことを通り越して「依存」になってしまいます。せっかくの楽しみが、ツラさや不安などの感情に支配されては、本末転倒です。
少しでもマイナス感情が芽生え始めたら立ち止まることも大切です。

自分と自分の生活を優先し、バランスを保って「推し」との関係を満喫していけたら、本当に幸せだなと感じました。