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2024年9月5日

ボランティア日記 ③　

#6 FDAの魅力 1
　ボランティア活動期間が終わりに近づいてきたので、活動を通して私個人が感じたFDAの魅力を少しご紹介できればと思います。なんらかの形で今後FDAへ関わることを検討している方がいらっしゃったら、ぜひ参考にしてくださると嬉しいです。
　FDAでのボランティアの魅力のひとつは、私の意向を丁寧に汲み取ってくださったことでした。福祉の知識やバックグラウンドもない学生ボランティアである私に対しても、スタッフの方々は軽んじることなく耳を傾けてくれました。
　ボランティア期間中、事業所のお役に立てていたら嬉しいけれど、それだけではなく私自身の成長に繋がるような時間を作ってくださいました。就労支援に関する国の政策や支援の仕組みについて詳しく教えていただいたり、利用者さんやスタッフの方々へのインタビューの機会をいただいたりするなど、有意義な学びの時間を持つことができました。
　また、ボランティアとして私が活動することで、事業所にとってどのような貢献となるかをたくさん伝えてくださったことも嬉しかったです。私が事業所にいることでどのようにポジティブな影響があるかを説明してくださり、自信を持って活動に臨むことができました。
　私は大学院の授業がない夏季期間中のみの活動予定なのですが、短期間の活動にも関わらず、スタッフの方々は私にとって居心地の良い時間を作ろうと多くの配慮をしてくださいました。学び多く、かつ楽しい活動期間を過ごせたことに心から感謝しています。
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#7 FDAの魅力 2
　FDAの魅力のもうひとつは、事業所にいる人みんなの温かさです。最近の都会では特に、他人に無関心でドライな態度をとってしまう人が多いと聞きます。そのため孤独を感じやすい今日ですが、スタッフや利用者の方々はいつでも優しく対応してくださり、事業所内は活気のある挨拶が飛び交い、みなさん私に興味を持って色々と話しかけてくださり、事業所では人と人の繋がりを実感する場面が多かったです。
　ボランティアを始めた頃は特に、人も業務内容もわからず不安は多かったものの、毎日の挨拶やちょっとした会話が心を和ませてくれました。コロナを経てリモートワークやオンライン会議は増えましたが、やはり対面でのちょっとした交流は欠かせないなと思います。
　休憩時間にはいつも、最近食べたお勧めの美味しいご飯や面白かったテレビ、アメリカの大統領選など時事に関する話題、どこかでたまたま聞いてきた豆知識の共有など、たわいもない話で盛り上がっていました。誰かが持ってきた話題を広げる形で会話が広がる様子はとても楽しく、温かい気持ちにもなります。お互いをケアし合いながら過ごす時間は尊かったです。
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#8 最後に
　ここまで活動日記を読んでくださり、ありがとうございました。9月から学校が始まるため、ボランティア活動は夏季限定でした。少しでも、就労支援施設やFDAがどのような場所であるかを想像するきっかけになったり、単純にこの活動日記を楽しんでいただけたりしたら、嬉しく思います。
　ボランティア期間を通じて、支援員の方々の思いや利用者の方々の夢に触れることができました。就労支援施設ということもあり、皆さんが自分の未来に思いを馳せ、それを他の人と共有しながら過ごしている姿が印象的でした。短い期間ではありましたが、そんな皆さんの人生に少しでも関わることができたことを誇りに思います。
　支援員のみなさんがどのように利用者の方々をサポートしているのかを間近で見ることができたことや、利用者の方々がどんな風に将来をイメージしながら今を過ごしているかを知ることができたのも、貴重な経験でした。
　これから学校に戻りますが、ここで感じたことをしっかりと胸に留めつつ、勉強と研究に励んでいきたいと思います。またいつかFDAに戻ってくる際には、スタッフの皆さんや利用者の方々に貢献できるよう、パワーアップしていきたいです。