こんにちは。溝の口の拠点長兼サービス管理責任者、ついでに理事長もしている坂田です。
さて、最近私は仕事が非常に忙しいです。でも他の職員はもっと忙しそうにしています。みんな凄いなぁ、ありがたいなぁ、と思っています。
私は、仕事の忙しさを山登りに例えて考えることがあります。重い荷物を背負って一歩ずつ登っている時は、自分の足元しか見えず、周囲を見渡す余裕などありません。つい『どうして自分ばかりこんな辛い思いをするのだろう』と考えてしまいがちですが、ふと視線を上げると、他のみんなも、重い荷物を背負って一生懸命登っているのですよね。
そんな時『辛いのは自分だけじゃない、みんな大変なんだなぁ』と思えます。
そして、何とか頑張って、やっと山頂にたどり着いた時、そこには今まで見たことのない、素晴らしい景色が待っています。頂上に上る直前までは、山の反対側は見えませんから、視界はせいぜい180度です。それが山頂に登った途端一気に360度見渡せるようになります。それまで見えなかったこと、知らなかったことにも、思いが馳せられるようになります。とても言い表せない充実感や満足感が身を包みます。
しばし、そんな感動に身をゆだねることもできますが、実は山頂に長く居続けることは出来ません。日差しが穏やかな日は良いですが、山が高ければ高いほど雨風の強い日や寒い日も多いからです。
それに、生きるのに一番大切な水や食料を山頂まで運ぶのは、大変です。
では、生命に欠かせない水が流れているのはどこか。
実は水は、谷間の底の底、一番低い所に流れているのです。
ひょっとしたら、人生もどん底にいる時に、本当の幸せや生きている有難みに気付くのかも知れませんね。