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新年に思ったこと

明けましておめでとうございます。

今年の年賀状はほんの少ししか書きませんでした。届いた数もぽっちりで、郵便料金値上げも手伝ってかみなさん年賀状終いに向かわれているようです。
同様に終いをされた前職の先輩から久しぶりにLINEをもらい、年賀の挨拶がてらお互いの近況報告をしました。
私も幼い頃から知っている娘さんが不登校になっていると打ち明けられ、先輩も自分を責めたりと…ここ一年程は大分精神的に参っていたとのこと。
多感な時期はいじめなどのわかりやすい理由だけではなく、集団の閉塞感や対人関係での些細な躓きなどデリケートな問題が多様にあります。私も中学時代に突然クラスのリーダー格の女子とその取り巻きからシカトされたことがありました。理由などなく、なんとなく標的にされたといったところ。そんな中、変わらず仲良くしてくれた友人には本当に救われました。
ですので、理由はどうあれお子さんの「学校に行きたくない」という気持ちはとてもよくわかります。また、同時に親御さんの焦りや憤りなども非常によく理解できるのです。
ー私にできることはなんだろうー
近しい存在よりも、時には距離感のある間柄の方が有効なこともあるはずです。
まずはママである先輩と会う約束をしました。娘さんにも定期的にお手紙を書こうと思います。お便り便のような感じで。
大人である私が送れるメッセージは「あなたのことをいつも見守っているよ」ということかなと思います。
学校という狭い枠組みの中だけではなく、広くて自由な世界があるということ。
世の中は絶望に満ちているけど、同じだけ希望にも溢れているということ。
大人になると、気持ちも行動も自分の思うままに振る舞えるということ。
そんなことを大袈裟でなく、何気ない感じで伝えられたらいいなと思っています。
大人になると責任が伴い、努力なくして真の自由は得られないということはもう少しあとで。

明日、晴れますように/川上弘美著
お正月に読んだ本です。七夜物語というお話の続編になります。児童書のカテゴリーですが、子どもの情緒的な心情が丁寧に綴られていて、大人の方にもぜひ読んでいただきたい物語です。

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