皆さまこんにちは。FDA溝の口事業所のSです。
3.11が近づくにあたり毎年思い出すこと。
もちろん、皆さまがご存じの通り東日本大震災がありました。
父方の実家は宮城でしたが、炊き出しをやったり、と
被害は少なかった地域で暮らしていました。
その日私は母方の実家の和歌山から帰京する日でした。
特養に入居した100歳越えのひ祖母を訪ねておりました。
帰り間際に私の手を握り返し
「おばあちゃん頑張るから、あんたも無理せんで」と。
それが最後に交わした言葉になったのですが、
100歳を越えたひ祖母が頑張ると言っているのに、
私は何をしているのだろうと
ターニングポイントになったことは確かです。
その人に会えるのがいつ最後になるかは誰も分かりませんし、
何をしたとしても悔いは残るかもしれませんが、
今日がその人の最後の日だとしたら?
せめて笑顔でまた明日で終わりたいものです。
新幹線の中で14:46を迎え、ラジオの速報でのみ情報が流れ、
”揺れは経験していないけども、状況が見えない恐怖感”を感じつつも、
見知らぬ方と充電のために座席を変わったり、
談笑したりしながら2時間弱で着く新大阪⇔東京間は徐行で7、8 時間。
品川に着いたころには深夜でしたが、
その時点でも品川駅には家に帰れなくなってしまった方々で
溢れかえっていた非現実的な光景は今も目に焼き付いています。
皆さまにこうして出会えたことも、
こうしてスタッフ通信を通じて皆さまと関われること
当たり前が当たり前にあることの有難みを忘れず
日々、過ごしていきたいと思います。