こんにちは。FDA施設長の坂田です。
今日も午前中に見学の方がいらっしゃいました。
今回は就労移行支援事業の見学でしたが、
移行の説明をしていて、たいてい驚かれることがあります。
それは、工賃のお支払いをしているということ。
一般的に、B型は工賃が出ますが、
ほとんどの移行事業所は工賃を出しません。
なぜなら、移行は就労するためのトレーニングをするところであって働くところではないので、工賃を支払う必要はないからです。
障害者総合支援法にも、移行で工賃を払えとは書いてありません。
でも、FDAでは敢えて工賃を支給しています。
それには、ちゃんと理由があります。
その理由とは、お金のコントロールをしてほしいから。
利用者の中には、就労経験のない人もいます。
お金があるとつい散財してしまう人もいます。
一方で、就労して最低賃金が保障されたら、いきなり十数万円の給料がもらえます。
せっかく稼いだお金を計画的に、有効に使ってほしい。
そのために、少額でもその中でやりくりすることで、お金の使い方や、時には我慢をすることも経験してほしいのです。
いずれにせよ、就労移行支援で工賃を支給することが、FDAの特色の一つになっています。